今年も僕の実家がある、栃木県宇都宮市へ行ってきました。
淡路に移住をするときに、僕の両親と約束をした
「お盆と正月のころには必ず帰省する」ということと、
一年かけて伸び放題になっているお墓の草刈りが毎年の役目となっています。
いつもはこれだけで精一杯で、どこかに遊びに行こうなんて考える余裕が無かったのだけど、
今回はかねてより訪れてみたかった「いわむらかずお 絵本の丘美術館」へ行ってきました。
沢山の草木に囲まれた、なんとも居心地のよい美術館です。
たまたまこの日は、いわむらさん自身による絵本の朗読会・おはなし会が行われていて、
いわむらさんご本人にもお会いできました。
目の前にたくさんの子供たちを座らせて、一人ひとりの目を見ながらお話している姿がとても印象的で
この子達に大切なことを伝えようとしているんだとつよくつよく感じます。
この日は夏休みという事もあってお孫さんも一緒に登場。
近くで捕れたノコギリクワガタとミヤマクワガタを見せてくれました。
近くで出会う動物や虫たち、山の中の植物達のことなど、身振り手振り、鳴きまねを
織り交ぜながら話してくれて、そのあと「14ひきの~」シリーズを何冊も朗読。
すぐ隣は福島県で、原子力発電所も決して遠くとは言えないこの場所では、不安は無いとは言えないけれど
それでも、なにものにも代えがたいこの自然は、かけがえの無いもので、学びがあって、こんなに楽しいものなんだよって
直接的にでは無いけれど、子供たちにしっかりと伝えようとしていると感じました。
僕たち大人が子供たちに伝えて行かなければいけないことを改めて気付かせて貰った気がします。
息子も楽しそうに、そしてしっかりとお話を聞いていました。
■いわむらかずお絵本の丘美術館
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